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投資信託の乗り換えタイミングとは?他社証券へ移し替えVS違うファンド購入のメリット・デメリット

日経平均株価は3万円突破したもののその後大きく下落。今までバブルとも評された調整局面が2、3月にあるとも言われていますので、この先の株価の値動きが不安になりますね。投資信託においてはドルコスト平均法派の私は気にせず日々コツコツ購入を続けていますが、調整局面での押し目買いを考えている方もいるのではないでしょうか。投資信託の場合、(上場していないので)空売り等ができないため、下落基調の時は、ナイフが落ち切るまで待つしかありませんよね。こういう待ちの時期こそ、所有銘柄の見直しを考えていきたいですね。今回の記事では、投資信託の乗り換えという切り口で所有銘柄のメンテナンスについてまとめてみました。

投資信託乗り換えのメリット・デメリット

投資信託を乗り換えるというと、その投資信託を所有している証券会社内での乗り換えがイメージしやすいかと思いますが、根本的に、同じファンドを別の証券会社に移管するという方法もあります。本題に入る前に別の証券会社に移管(投資信託の出庫→別の証券会社へ入庫するという方法も)あります。

同じファンドを別の証券会社に移管する場合

別の証券会社に乗り換える一番のメリットは「コスト削減」です。私は普段、楽天証券とSBI証券を使っています。ですが、一部松井証券も使い始めました。松井証券は日本初、一部の投資信託の信託報酬を現金還元するサービスを始めました。購入・積み立てをしている信託報酬が、0.3%(税抜)を超える投資信託が対象ですが、年間最大0.7%還元されます!手数料0.3%を超えるインデックスファンドは中々ないと思いますが、0.3%以上のアクティブファンドを別の証券会社で所有されている場合には、自分の所有銘柄が現金還元サービスの対象となっているか確認することをおすすめします。信託報酬は雪だるま式に増えていきます。慣れてきたら少しでも信託報酬を減らす工夫も考えてみてください。他社証券で同じ商品に移し替えるのであれば、タイミングはいつでも良いです。というよりは、早ければ早いほど良いです!松井証券の投資信託移し替えについては、詳しくはこちらをご覧ください。

デメリットとしては、証券会社を複数持つことの管理がしづらさがあげられますが、マネーフォワードなどの資産管理アプリを利用することで、私は管理の煩雑さを回避しています。

所有銘柄を売却、別の投資信託を買う場合

投資信託を乗り換えるという言葉のイメージから分かりやすいのがこのパターンではないでしょうか。今日はこちらを中心にお話しします。運用会社ごとに色の出るアクティブファンドの管理費用(信託報酬含む)が違うのは当然ですが、同じ指数をベンチマークにしているインデックスファンドでも管理費用が異なるケースがあります。私は5年前から投資信託を買っているので、当時は手数料が高い商品も多かったのですが、今は証券会社ごとの競争が加速しており、管理費用の引き下げ合戦が起きています。

下記は、日経225のインデックスファンドの選び方についての記事ですが、各会社とも管理費用が拮抗していることが分かると思います。

投資信託の乗り換えは、単純に所有銘柄を全て解約し、新しい投資信託を購入・積み立てをするだけです。現在、投資信託の多くは売買手数料がかからないものがあるので、費用を気にせずに売買ができることが嬉しいですね。この次はすぐにでもファンドを乗り換えるべきタイミングについて説明します。

すぐにでもファンドを乗り換えるべき3つのアラート

ここからは、乗り換えが初めて!という方にもわかりやすく、優先度ごとに記載します。まずは優先度1から検討されてみてください。

優先度1:ファンドの償還が近い、ファンドのスコアの低下など、運用状況に問題がある場合

意外と知られていませんが、投資信託によっては、ファンドの償還日が設定されているものがあります。償還とは、償還日をもって運用が終わってしまうことを指します。所有銘柄に償還日が設定されているものが含まれていないか必ずチェックしてください。基本的に資産残高が伸び続けている投資信託は償還日が設定されていません。あるいは設定されていたとしても延長されることが多いです。償還日が設定されていることが問題ではありませんが、償還日が近いのに更新されないということは、運用実績が良くないケースも少なくありません。また、長期での積み立てを考えている場合には、なるべく償還日がないものを選びたいですよね。ヨーロッパが投資対象の投資信託は、運用実績が優れていても償還日が決まっているものもあるのでお気をつけ下さい。

ファンドスコアとは、証券会社ごとに独自に決めている、投資信託の運用実績を測る指標です。私のような投資素人にとって非常に参考になる数値です。シャープレシオや長期視点など様々な角度から判断されています。ただ作られたばかりの投資信託のファンドスコアは低い傾向にあるので、そこは差し引いて考える必要があります。

シャープレシオの低い投資信託ももちろん解約検討すべきでしょう。シャープレシオとは、(ファンドの平均リターン-安全資産利子率)÷標準偏差という計算式で求められるもので、銘柄を所有するにあたってのリスクとリターン比率を求めたものです。例えば信託報酬が2%であれば、シャープレシオは2以上ほしいものですね。シャープレシオについては別の記事で解説します。シャープレシオが低い場合には、楽天証券等のファンドスコアも1や2になることも多いです。

優先度2:評価額がプラスマイナスゼロに近い時

FRBの利上げ容認発言により、上がっていた株価の暴落が世界的に起きています。ここで、私も実際に投資信託を、今回は今後発展が見込める新興国債券の銘柄をを見直してみました。具体的に下記2つのファンドを比べます。

  • 現在保有しているファンド:eMAXIS新興国債券インデックス
  • 移し替えを検討しているファンド:iFree新興国債券インデックス

両ファンド共にインデックスファンドで、ベンチマークにしている指数は、「JPモルガンガバメント・ボンド・インデックス―エマージング・マーケッツ グローバルダイバーシファイド(円換算)」同じです。よって、ここは管理費用が比較対象になります。

手数料の比較をしてみましょう。

eMAXIS新興国債券インデックス

信託報酬を含む管理費用は0.66%。ファンドスコアは3年間でみると4で悪くありません。

楽天証券より

しかしこれだけで判断してはいけません。購入画面に進んでみるとそれ以外の費用もわかります。下図のように、購入時・売却時に0.3%も費用がかかることがわかりました。これよりもiFreeの方が良ければ乗り換えに値しますね。

楽天証券より
iFree新興国債券インデックス

今私が乗り替えを検討しているのは、大和アセットマネジメントが委託されているiFreeです。手数料は0.242%と楽天証券で購入できる中で最も低コスト。しかも3年間のファンドスコアも5と、eMAXISよりも運用実績が良いです。

楽天証券より

では他に費用がかからないか、同様に購入画面も見てみます。他には費用がかからないことがわかります。

楽天証券より

明らかに違いますね(笑)ここで乗り換えをする明確な理由ができました。もちろん投資信託の購入については、最終的には自己責任で自分が納得できるものを買ってください。

優先度3:テーマ型のアクティブファンドを保有しており、値動きが鈍化してきた時

これは、テーマ株のアクティブファンドを保有している場合に考えています。5Gなど、旬のテーマが終わった後の出口戦略です。このようなテーマが絞られた投資信託は、一定期間上昇しますが、新しい旬なテーマができると顧客が流出します。以前にもバイオ関連銘柄が高騰したことや、ドットコムバブル等がこれにあたるかと思います。購入当時は、政府の援助もあり、凄まじい成長を遂げていても、成長によって会社が大きくなることで、尖った経営が難しく成長が鈍化していきます。このように、旬が終わると投資信託の基準価格の伸びも緩やかになってくるのです。鈍化してきたら、別のテーマ株へ移し変えるか、別の戦略を取った方が賢明な判断と言えます。

私もコロナ禍の1度目の緊急事態宣言下でAI関連のテーマ型投資信託を購入しました。詳しくはこちらをご覧ください。

以上です。

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